十八親和アートギャラリー

「追悼 井上萬二展～秀麗なる磁器の世界」
会期：2025年11月7日（金）～2026年2月28日（土）

 

 

　弊ギャラリーでは、本年７月に逝去された井上萬二氏の追悼展を、11月7日から2026年2月28日まで陶磁器展示室２において開催いたします。
　重要無形文化財「白磁」保持者（人間国宝）である井上萬二氏は、比類なき技術と飽くなき探求心によって、長年にわたり現代工芸の世界において活躍しました。欧米をはじめとする諸外国で文化交流としての個展が開催されるなど、その作品は国内外で高い評価を得ています。また、アメリカ・ペンシルベニア州立大学、ニューメキシコ州立大学、佐賀大学での学生指導など後進の育成にも尽力し、多大な功績を遺しました。
　本展では、当館が所蔵する《青白磁丸形壺》、《染付栗鼠文額皿》、《青白磁地紋彫鉢》、《白磁彫文一輪生》など、初公開作品を含む12点の作品を展覧し、その功績を偲びます。
　また、絵画展示室１と季節展示室では、秋季恒例企画「曝涼展」を11月7日から12月6日まで開催するほか、近代洋画、日本画、陶磁器、ロシアイコンなど約140点の常設展示も行っております。
　秋の深まりを感じる日々に、鑑賞体験が心に彩りを添える機会となれば幸いです。ぜひお誘いあわせの上、弊ギャラリーにお出かけくださいませ。皆さまのご来館を心よりお待ち申し上げております。

 

 

     　    　 　　　　　　　           　    　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　  　　　　　　　　《染付蝶文蓋物》　　　　　　 　　　  　      　　　　　  《青白磁彫文面取花器》　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　    　　　　　        　 　　　　　　      　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

概要